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【フランスロワール出張日記】5日目 6日目

【フランスロワール出張日記】
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<5日目>

 

シャンパーニュに移動しました。

9件目:Champagne Robert Allait(シャンパーニュ ロベール・アレ)

 

現在5世代目のファミリーメゾン。ブドウ栽培から醸造までを行うレコルタン・マニピュランです。

 

シャンパーニュの6つの村の80区画にわたって14ヘクタールが広がっています。
昔からある区画のため非常に細かく分かれています。

 

14ヘクタールのうち、10ヘクタールはピノムニエを栽培しています。アロマが際立つシャンパンが特徴です。

 

昔ながらのぶどうの圧搾機(4,000kg用)昔ながらの圧搾機は1971年に設置したもので、年に1回使用しています。ぶどうへの負荷が少ないようにゆっくりと時間をかけて圧搾してジュースをしぼっていきます。

 

少量生産のシャンパンのため、タンクも小さめです。

 

 

昔ながらのデゴルジュマン(オリ抜き)を見せていただきました。

 

昔ながらのコルク打ちも見せてもらいました

 

 

シャンパンの試飲をさせてもらいました。

 

 

香りが非常に華やかで、ずっとワイングラスを持って嗅いでいたくなります。
もっとたくさんの方に知っていただきたいシャンパンです。

 

 

<6日目>

10件目:Nicolas Feuillatte(ニコラ・フィアット)

1972年設立の協同組合。所在地はコート・デ・ブラン。
アンリ・マッカール氏とニコラ・フィアット氏によって設立されました。
ニコラ・フィアット氏はコーヒー豆の輸入ビジネスに携わっており、ワイン造りを始める資産があったそうです。

 

現在ではシャンパーニュ地方で一番大きな協同組合(5,000の契約農家がいる)に拡大し、シャンパーニュの1/3の生産者が二コラフィアットの組合員だそうです。

 

フランスで1番、世界では3番目に売れているシャンパーニュブランドになっています。

 

二コラフィアットの組合員はシャンパーニュの各所に点在しているため
ブドウが生産された場所で絞った果汁をトラックで取りに行くスタイルをとっています。

 

デゴルジュマンの機械では1時間に1万5,000本の澱引きができます。
(瓶の口をマイナス33℃で6分間凍らせてから行う)

 

ルミアージュ(動瓶)で口元に溜まったオリが見やすいように見本がありました。

 

大量のシャンパンが熟成中、さすがフランスでの販売量ナンバーワンです。

 

 

見学後はパルムドールやレゼルヴ・エクスクルーシヴ ブリュットを試飲させていただきました。熟成感の中にフレッシュさもあり、製造施設を見学したこともあり更に特別な味わいに感じました。

 

 

<7日目>

11件目: Vranken Pommery(ヴランケン・ポメリー)

 

みんなが知っているポメリー社を訪問させてもらいました。

 

ポメリー社は1836年 ナルシス・グレノ氏によって設立されました。

 

昔に使用していた大樽。エミール・ガレが製作したもので、10万人分のシャンパンが入るそうです。

 

現在130か国に出荷されています。年間の販売数量は500万本。60%は輸出しているそうです。

 

ポメリーは一般の方も見学ができるようになっており、ここはお土産を売っている売店になります。

 

ポメリーの制服の販売

 

見学の通路には飾り付けのイルミネーションが
とても奇麗でした

 

地下30m(階段は116段)に広いカーヴがあります。もともとはランスの街や建物を造るために石灰を切り出していた場所でした。          

 

 

地下の深さが分かりやすいようにロープを張っていました。

 

1874年にポメリー夫人が世界で初めて辛口(BRUT)のシャンパーニュを考案しました。それまでのシャンパーニュは甘口のワインだったそうです。
ブドウが酸っぱかったため醸造のさいに砂糖を加えていました。

 

ポメリーを試飲で楽しませてもらいました。

 

 

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